2013年5月7日火曜日

2013年5月5日。二日目。通夜。

5月5日(日)
朝 起きて「父が居ない、人生初めての朝」を感じる。
離れて住んでいても、思い出さなくても、父の存在が当たり前だったことを思い知らされる。

8時半ごろ、母と交代。朝食を買っていく。あまり眠れなかったもよう。
ろうそくを2時間おきに替えていたらしい。
ろうそくは消えてもいい、線香がついていればいい、ということを母は知らなかったようだ。渦巻きの線香が6時間くらい、もつ。
遺体を保護するため冷房が入っていて、すこし寒い。

9時ごろに担当者が来て、写真やCDを引き取っていった。
母いったん、帰宅。祭壇のための家のかたづけもおこなうため。
死亡確認のとき駆けつけてくれた父の兄(80歳前後)が体調を悪くしていると連絡が入る。長年疎遠であった、親戚の連絡先が飛び交う。

昼前、会場では隣の家の葬儀が始まり、人出がすごい。

13:30 湯灌
この葬儀社の葬儀のランクでいちばん違ったのが湯灌だった。
ポータブルバスタブを使う。からだを清めて、白装束を着せていただいた。
スタッフ2人で身体を洗う。死に化粧で頬がふっくら。
遺族が見るのがつらい処置については、注意をしてくださる。

18時 通夜開始
和尚さんの娘婿さんが執行。非常に響く声。
同級生の和尚さんがすばらしい戒名を付けてくださっている。
当の和尚さんはやや意気消沈しているとのこと、やはり同級生を送るということで。

近親者のみ。父の兄(伯父)が体調不良で欠席したり、遠方の親戚も高齢だったりGW中だったりで断ったため、ほんとうに少人数。大人数が苦手な父だったので、ゆっくりできたのがよかった。
お車代を渡す。

通夜食は巻物のお寿司。質素に済ます。
質素すぎてブーイングが出る。注文したときの説明をよく聞いてないひともいるということ。
ひさしぶりに会う従兄弟。

母は家で休む。
妹と私が宿泊。明日には父のからだがなくなる、最後の夜。
小袋入りの菓子や飲み物を持参してくださいと言われていた、それをちょいちょいつまみながら過ごす。
アルコールはまったく飲まないお通夜だった。

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